季節毎の肌トラブル 原因&対策

季節毎の肌トラブル 原因&対策


季節ごとの皮膚トラブルの原因と対策

皮膚のトラブルは肌が弱い方や敏感肌の方に限らず、多くの方が抱える悩みではないでしょうか。
健康肌で肌が強い方でも年齢と共に肌の機能は低下し、皮膚トラブルも増えてきます。
皮膚トラブルの要因は様々ですが、原因は季節ごとにも変わってきます。季節ごとの皮膚トラブルの原因を知り、対策をしていきましょう。

●春の皮膚トラブルの原因
春になると肌がむずがゆくなったり、ヒリヒリとした痛みを感じることはありませんか。春は気温の変化が激しい季節です。とくに春先は空気の乾燥もあり、肌表面のバリア機能が低下しているところに花粉や黄砂が入り込み、皮膚炎を起こしてしまいます。さらに暖かくなると体の新陳代謝も上がり、汗や皮脂の分泌が増えてきます。そこに花粉や黄砂が付着することで、肌が刺激され、吹き出物や肌荒れの原因となります。
花粉症の方は鼻をかんだり、涙をハンカチやティッシュで拭うことで摩擦が起こり、皮膚がこすれ肌が荒れる場合もあります。
また、黄砂が飛来するとPM2.5の濃度が上昇します。PM2.5はアレルギー症状を引き起こしたり、皮膚を酸化させて老化を促進させるともいわれています。こういった外界的要因に加え、春は進学や転勤などで、生活のリズムも崩れがちになります。生活リズムの崩れや新生活でのストレスも肌荒れや吹き出物の原因となります。さらに、春は木々が芽吹き、成長し始める時期です。人の身体も上へ外へとエネルギーを発散するようになるため、体内の老廃物も排出されやすくなり、湿疹やニキビができやすくなります。


●夏の皮膚トラブルの原因
夏の皮膚トラブルの最大の原因は紫外線です。紫外線により肌の細胞がダメージを受けると通常約4週間で起こるターンオーバーが乱れ、肌トラブルを引き起こします。ターンオーバーが乱れると皮膚のバリア機能が低下してしまいます。また、冷房による湿度の低下で、皮膚表面の保湿機能も低下してしまいます。そのため、紫外線が皮膚の奥へと侵入しやすくなり、肌のキメが乱れ、くすみやシミの原因にもなります。
さらに汗や皮脂分泌の増加で、かゆみの原因やニキビなどの吹き出物ができやすくなったり、肌表面のphバランスの崩れから細菌が繁殖しやすくなるため、特に敏感肌の方は注意が必要です。

●秋の皮膚トラブルの原因
夏から秋の変わり目は、夏の間に浴びた紫外線の影響で保湿機能やバリア機能が低下し、シミやくすみが目立ちやすくなります。さらに冬に向かって気温が低下していくことで、新陳代謝も低下し、汗や皮脂の分泌も減少します。そのため、目元や口元、頬などにカサツキが目立ち始め、洗顔後のつっぱり感や化粧のりの悪さも感じるようになります。新陳代謝の低下で肌の乾燥のみならず、体の乾燥による「枯れ葉」ならぬ「枯れ肌」状態になってしまいます。

●冬の皮膚トラブルの原因
冬は冷えや乾燥により肌が刺激を受けやすく、皮膚トラブルが起こりやすい季節です。
外気の寒さから体が冷えることで血行が悪くなり、汗や皮脂の分泌量も減少し、肌の代謝も低下してしまいます。また、乾燥による皮膚の水分量の減少が肌のバリア機能の低下やターンオーバーを乱れさせ、敏感肌の症状が引き起こされやすくなります。
さらに冷えにより血行が悪くなることで、肌がくすんで見えたり、くまが目立つようになります。血流が悪くなると皮膚を健康に保つために必要な栄養素や酸素が届きにくくなり、さらに刺激に弱い肌になってしまいます。日常的な冷えにより血行障害が起こると手足などの末梢血管のコントロールがしにくくなり赤くはれたり、かゆくなるといった「しもやけ」の症状が起こりますし、水仕事の後などに、皮膚を濡れたままの状態にしておくと水分が蒸発する際に急激に皮膚の温度が下がり、しもやけになりやすくなります。


◆皮膚トラブル対策に漢方薬を◆
漢方では「気」「血」「水」の3つの要素が全身を巡っていると考えられています。「気」「血」「水」に異常が起こると体の不調や皮膚トラブルが生じてしまいます。トラブルのない肌をつくるにはこの「気」「血」「水」のバランスが大切です。漢方薬で体質を改善し、皮膚トラブルを予防しましょう。

【荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)】
皮膚や粘膜が過敏で乾燥による激しいかゆみを伴う皮膚病に。
ニキビができやすく、化膿しやすい方や花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患を起こしやすい方に。神経過敏でイライラして落ち着きがなく、皮膚がかさかさでくすみががっている方に。
体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの次の諸症:蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび

【十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)】
かゆみが強く、全身の蕁麻疹や湿疹に。ニキビや皮膚の化膿・炎症、患部がじゅくじゅくしている時に。一般的には膿がでるような皮膚症状を改善するため、手湿疹や蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、水虫などに使われます。
体力中等度なものの皮膚疾患で発赤があり、ときに化膿するものの次の諸症:化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹、皮膚炎、水虫

【桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】
血の巡りが悪く、シミやそばかす、ニキビに悩む方に。シミやそばかすは局所的な血液循環の滞りからと考えます。桂枝茯苓丸は「血」の巡りをよくしてくれる代表的な漢方薬です。昔からニキビやくま、シミなどの皮膚トラブルにも使用されています。
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、ままい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹、皮膚炎、にきび

【当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)】
「血」が不足すると、皮膚や粘膜の乾燥、髪の毛のパサつき白髪などのトラブルが起こります。「血」の不足を補い、巡りを良くして体を温めることで生理不順や冷えを改善し、肌や髪の毛に艶を与えてくれます。
やせて体力のない「虚証」タイプの人で、冷えや貧血、むくみなどのある人に向いています。
体力虚弱で、冷え性で貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動機などを訴えるものの次の諸症:月経不順・月経異常・月経痛・更年期障害・産前・産後・流産による障害・めまい・立ちくらみ・頭重・肩こり



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