日本人の1/4が花粉症??何故多い?花粉症対策のために何をすべき?

日本人の1/4が花粉症??何故多い?花粉症対策のために何をすべき?

毎年早いと1月から始まり、5月末頃まで、約半年近く、言い換えると人生半分近くの期間悩まされる花粉症。目が痒くなり、くしゃみは連発、鼻水は止まらず、ひどいと咳まで出てきます。

皆マスクが手放せない。日本ではインフルエンザや風邪予防でも冬マスクをつける人が多く、さらに花粉症の方は春も含めて1年間でマスクつけてない日数を数える方が早いという国になってきました。

第一生命経済研究所は、花粉症で外出を控える等の個人消費への影響を考慮すると、その経済的損失は約7500億円を超えるという試算を出しています。確かに、マスクや点鼻薬は売れるかもしれないですが、外に出た時のあの辛さを考えると守りに入ってしまいますよね。

日本は何故こんなに花粉症人口が多いのでしょうか?

なんと、現在人口の26.5%(環境省、2014年)、人口の約1/4が花粉症だと言われています。また、厚生労働省のサイトには、花粉症の約70%はスギ花粉症と推察されていて、北海道は少なく、沖縄は皆無、関東・東海地方が多い。関西では、スギとヒノキ科の植林面積はほぼ等しいが、いまのところヒノキ科はまだ幼いところが多いため、花粉飛散はスギのほうが多いとのこと。

(*) 馬場廣太郎ほか 鼻アレルギーの全国疫学調査2008(1998年との比較) ― 耳鼻咽喉科医およびその家族を対象として ―
Prog. Med. 28:2001-2012,2008

原因1:スギ花粉の増加

戦後に大量植林されたスギが伐採されずに残り、開花適齢期を迎えていること、地球温暖化の影響により、春のスギ花粉飛散量が増加。
花粉飛散総数平均値の推移(船橋市の例)1999-2008年の平均値と、2009年-2018年の平均値を比べると、なんと10年で約10倍に増えている。
(*)NPO法人 花粉情報協会 事務局長 佐橋紀男先生 2019年スギ・ヒノキ花粉飛散予測総合コメントより

原因2:排気ガス・大気汚染

排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、花粉症の発症を促進。舗装道路の増加に伴い、一度地面に落ちた花粉が再び舞い散る。

原因3:食環境の変化・不規則な生活リズム

高タンパクや高脂肪の食生活、不規則な生活リズムやストレスの多い生活でアレルギーが起こりやすくなっている。

原因4:住宅環境の変化

住宅やオフィスの近代化に伴い、通気性の少ないダニ・カビの温床をつくり、アレルギーを起こし易くなっている。

日本は何故スギやヒノキが多いのでしょうか?

スギは448万ヘクタールで全体の18%、ヒノキは260万ヘクタールで10%。スギとヒノキだけで森林面積全体の4分の1を占める。(平成24年3月31日 林野庁)

林野庁によると、

「戦中・戦後の物資不足から、資材、燃料としての過度な伐採で、森林が荒廃。全国にはげ山が広がり、台風などにより度々各地で甚大な災害が発生。

また、昭和35年の所得倍増計画、その後の高度成長期における薪炭材の需要の低下、住宅建築などに伴う用材需要の増大により、天然林を人工林に転換する拡大造林への要請が高まった。

その為、荒廃した林地への緑化運動や、天然林伐採跡地への植林が必要となり、日本固有樹種で加工しやすく、幅広い用途に使えるスギが好んで植えられていった背景があった。

結果現在では森林の約4割が人工林で、人工林の約4割がスギ人工林となっている。」(略)とあります。

本格的に花粉が生産されるのは、早くて25年、通常は30年程度と言われていて、それがちょうど現在にあたる。また、その6割がすでに伐採適齢期になっているが、伐採が困難になっていることが問題となっています。

スギやヒノキの伐採が困難になっている理由とは?

以下のような理由があげられます。

  1. 伐採後水害や山地崩壊を防ぐため、一気に伐採できないこと、代わりに苗木を植える(花粉が少ない)必要があること、伐採した木材をしっかり利用できるよう考える必要があること。
  2. 上記の伐採、苗木を植える人口が少ないこと。
  3. 植林したスギやヒノキが安価な輸入木材に押され、需要が減り、森林が放置された

実際に現地にいってきた

これまで政治活動として、花粉症撲滅に取り組まれてこられた元参議院議員の山田太郎氏に同行していただき、道路がなくて人が入り込めない針葉樹林の実態を調査してきました。

奈良県 葛城市の山林

途中までは車も入れますが、だんだん道が狭まり、草をかきわけるように車が進みます。

途中からは杖を貸していただいて、道を上っていきますが、途中から道はなく、杖で草をかき分けて登っていきました。

見た目は木材として活用できそうな木がいっぱい生え、まっすぐ上に伸びています。しかし、車で機材を運べない、また、人不足により、木材として活用していくための処理が十分にできないまま生えている状態でした。

機材も置き去り。。

倒れた木もそのまま

至る所に古墳まであるが、石があるだけ

木材は、「植える」「育てる」「収穫する」「厳木調達する」というプロセスを経て、建材や家具に使用可能となります。植林をした年から5年ほどは、「下草刈り」を欠かさずやっていく必要があります。

また、木の成長にともない混み過ぎた森林は間隔をあけて木が育ちやすいようにするための「間伐」、節のない良い材をつくるための「枝打ち」が必要となります。

しかし、それらができないままで育った木は、経済効果を産まないまま、ただ生え続けるか、伐採して廃棄するしかなくなってしまいます。それではさらに育てるコストをかけられない。花粉は減らないということになってしまいます。

また、スギ花粉の飛散が始まる樹齢は、間伐等をされ森林管理が行き届いていれば50年以降と言われていますが、管理状態が悪いと20年30年でも開始する可能性があるようです。

花粉症対策とは

恒久対策とは

恒久対策としては、こうした林業の問題を解決していく必要があります。元参議院議員の山田太郎氏は、以下のような政策を検討されています。

政策:花粉症撲滅

  • スギやヒノキの伐採が効果的ですが、治山治水などに注意しながら針葉樹中心の山から日本古来の里山である広葉樹の森に戻す。
  • 針広混交林化を進める。
  • 無花粉スギ・少花粉スギの植林や菌類を用いた花粉飛散防止技術を実施し、伐採需要を増やすためにCLT(直交材)を始めとした国産材の需要創出
  • 各省庁による個別の動きでは制約があるため、施策を促進するために内閣府に花粉症撲滅の総合対策本部を作る

*一部、「山田太郎の基本政策」より抜粋

 

 暫定対策とは

花粉症の治療になります。主に以下2種類があります。

1)薬物療法(対症療法)
くしゃみ、鼻水・鼻づまり等の症状を抑える方法

2)アレルゲン免疫療法
少量から投与して体をアレルゲンに慣らしていく療法

アレルゲン免疫療法は、根本的な体質改善が期待できる治療法。アレルゲンを含む治療薬を投与する皮下免疫療法と、舌の下で行う舌下免疫療法があります。この免疫療法は、年齢や病気を抱えている方には投与できない等制約もあり、1か月数千円の治療費がかかったり、約3年位は続ける必要があるなど、時間と費用がかかる療法でもあります。

 

1.薬物療法(対症療法)

薬物療法として使われる薬には、大きく以下3種類があります。

①抗アレルギー薬:

眠気やふらつきなどの副作用が少ない。症状が軽ければ効果あり。

②抗ヒスタミン薬:

早く効果が出ますが、眠気、注意力の低下、口の渇き、尿が出にくくなるなどの副作用があります。特に、前立腺肥大や緑内障の患者さんには使えないことがあります。

③ステロイド薬:

抗炎症作用が強く、強い症状を抑えることができます。ステロイドの内服ではまれに全身的な副作用(骨粗しょう症など)が起きる場合もある。なるべく短期間の使用にとどめる必要があります。やむを得ず長く使用する場合には、副作用の少ない点鼻薬や点眼薬などを続けることが推奨されます。

症状がひどくない限りはなるべくステロイドを使わず、眠気なども少ない抗アレルギー薬で、症状が軽いうちにひどくならないようにしていくことが、体への負担が少ない、症状を悪化させない方法となります。

花粉症を症状を治す漢方薬とは

漢方治療には以下2つの種類があります。

  • 症状そのものを抑える治療
  • 病気になりやすい体質を改善して病気になりにくくする治療

花粉症の場合では、

  • 鼻水、鼻づまり、くしゃみなどを治す治療
  • アレルギー体質を改善する治療

があります。

鼻炎くしゃみ、鼻水に効くのは、小青竜湯。主要成分に以下生薬が含まれます。

生薬より得た小青竜湯エキス(1/2量)2500mg
ハンゲ3.0g、カンゾウ1.5g、ケイヒ1.5g、ゴミシ1.5g、サイシン1.5g、シャクヤク1.5g、マオウ1.5g、ショウキョウ1.5g

眠くなりにくい花粉症の薬とは

トキワ アレブロック」アレルギー専用鼻炎薬

◆特徴:

〇眠くなりにくく、口が渇きにくい

〇鼻のアレルギー症状に、1日1錠で、24時間効き目が続く

第2世代抗ヒスタミン成分「エピナスチン塩酸塩」配合

◆働き:

3つの働きで、アレルギー性鼻炎症状をブロック

①原因を抑える(抗アレルギー作用)

アレルギー誘発物質であるヒスタミンなどの遊離を抑え、症状の発症を抑えます。

②症状を抑える(抗ヒスタミン作用)

ヒスタミンが受容体に結合するのを阻害することで、症状を抑えます。

③悪化を防ぐ(抗炎症作用)

炎症を抑える働きにより症状の悪化を防ぎます。

まとめ

花粉はアレルギー症状を引き起こす異物(アレルゲン)。元々人間の体内にはないものですが、人体の免疫システムであるリンパ球が無害な花粉を異物を認識し反応。「IgE抗体」をつくり出します。そして異物が入るたびにつくり蓄積されていきます。それが一定量を超えると、アレルギー反応を引き起こす化学物質が分泌されるようになります。

花粉症の発症には免疫システムの影響が大きく、不規則な生活習慣からの免疫の乱れが起こり、花粉症が発症し易くなります。免疫力をアップすることで、花粉症を防ぐ、あるいは、症状が抑えられることが期待できます。

免疫力を高めるために、胃腸の働きを良くしておくことも重要です。

近年、人体最大の免疫器官として腸に注目が集まっています。
腸内環境を整えるためにヨーグルト等の乳酸菌や発酵食品が効く!と毎日食べている人も、体温が低いと胃腸の働きが悪くなります。せっかく体によい物を食べてもそれらが活きて来ない。。胃腸を温めることは胃腸の調子を整えるために重要です。

長引く胃腸の不調でお悩みの方は、和漢胃腸薬の膽肚羅丸(たんとらがん)を試してみてはいかがでしょうか?

膽肚羅丸は、酒蔵数No.1の新潟のお薬で、主要成分は自然な7つの生薬のみを独自のバランスで配合している胃腸薬です。

胃もたれ、胸やけ、消化不良、食べ過ぎ、飲みすぎ、はきけ、嘔吐、食欲不振、胃部・腹部膨満感、胸のつかえなどに効果があります。

カンゾウエキスはもちろんのこと、センブリエキスやケイヒ末、コウジン末などが配合され効率よく胃腸の不調に働きかけます。

健胃薬は、胃を冷やす作用の生薬が入っているものが多かったのですが、たんとらがんはコウジン末等の温める作用がある生薬を付加しています。

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