置き薬屋が選ぶこの時期におすすめの常備薬とは?

置き薬屋が選ぶこの時期におすすめの常備薬とは?

常備薬の準備は整っていますか?

新型コロナウイルス感染拡大のニュースが毎日放送されていますね。

都市の封鎖も検討するとの報道や、休日の不要不急の外出自粛、ティッシュペーパー・トイレットペーパーの品薄など様々な情報が飛び交っており、私達にどのような備えが必要なのか?と考える毎日です。

膽肚羅丸本舗(たんとらがんほんぽ)は、地元新潟県で長年にわたり配置薬の業を行ってきました。現在も、変わらず皆様からの信頼を得て業務を行っております。

各ご家庭に薬箱を配置させていただき、次回訪問時に使用した分だけのお支払いをしていただきます(先用後利と言います)。
昔と比べて、各ご家庭に常備薬があるお宅は減ってきているのではないでしょうか?

深夜まで営業しているドラックストア・薬局など、身近でいつでも必要な時に医薬品は手に入るから…という時代の流れが関係しているかと思います。

しかし、最近のニュースでも生活用品の品薄や外出自粛要請、都市封鎖などが起こった場合にはいつでも手に入ることは出来ないのではないかと思います。

また、4月は新生活のスタートです。新しい環境へと変わる時期は体調を崩される方も多いかと思います。新生活の準備に是非、常備薬を加えてほしいです。

長年、配置販売業を行ってきたものとして、いざという時の為の常備薬を皆さんにお話したいと思います。

■どんな薬を常備すれば良いのか?

常備薬はあくまで、応急手当や軽い病気に使用することなどが目的とされています。その為、目的や家族構成によっても常備する薬の内容は変わってきます。
一般的に常備薬として揃えておいた方が良いと思うものをリストにしてみました。

1)風邪の諸症状(総合風邪薬)

発熱や鼻水・鼻づまり、喉の痛み、咳といった一般的な風邪の諸症状に対応するのが総合風邪薬です。ひとつの薬の中に、各諸症状に効果が期待される成分が入っているため、1つ用意があると安心です。
市販薬でも多くの総合風邪薬がありますが、成分によってはお子様には使用出来ないものもあります。薬剤師や登録販売者に相談し、ご自分に合ったものを選びましょう。

また、漢方薬では“葛根湯”“麻黄湯”が風邪の諸症状によく使用されています。特に初期(急性期)に使用することで効果が期待されます。かぜの初期に使われる漢方薬は体の機能をサポートする働きもあり、体本来の力によって風邪の治癒促進をはかります。

主に体を温めることで体を攻撃する防御反応を手助けして、治癒に導いてくれます。

インフルエンザに対して“麻黄湯”が処方されるのは、この働きによる効果が期待されるためです。

かぜの後期に使用されるものとしては、“補中(ほちゅう)益(え)気(っき)湯(とう)”などがあります。

かぜによって低下した体力や食欲不振の症状を改善してくれることを期待して処方されます。

元々、かぜをひいてしまう時や長引いてしまう時は体力が低下している時や、体質が虚弱である場合が多いです。

胃腸の働きを高めて体力を回復させる漢方薬となっていますので、お年寄りや女性、病後の回復にも合う処方です。

補中益気湯は、かぜ以外でも幅広く利用されており、病後の回復や虚弱体質の方にも処方されています。お子様からお年寄りまで、どの年代にも使用が出来ます。(5歳以上)

2)頭痛・生理痛ど(解熱鎮痛薬)

総合風邪薬にも含まれていることが多いですが、頭痛のみ・生理痛のみなど、症状が1つであればそれに合わせた薬を使用するほうが良いです。頭痛の悩みを抱えている方は多く、自分に合った薬をすでに常備している方は多いです。しかし、インフルエンザなどの感染症の場合には、安易に使用してはいけない頭痛薬もありますので、いつもと何か違うかも?と思ったら医師・薬剤師・登録販売者に相談してから使用するようにしましょう。
3)お腹症状に(胃腸薬)

お腹の調子が悪くなる時は、いつも急な症状で困っている方も多いはず。特に朝に限って…なんて方も多いですよね。朝からお腹の調子が悪いと1日ブルーな気分で過ごすことになりかねません。

胃腸の調子は1日2日で整えるのではなく、日頃からの生活習慣や食生活によって少しずつ整っていくことが理想です。
鎮痛薬などとは違って、毎日日常的に服用することの出来る薬もありますので、毎日の習慣となって常備薬として用意しておく方、いつもバックに入れて持ち歩いている方も多いですね。

4)急な怪我に

まずは絆創膏(ばんそうこう)です。少し指を怪我してしまった時など、常備しておくととても便利です。また、塗り薬や筋肉痛などには湿布剤も用意があると良いかもしれません。季節の変わり目には、皮膚トラブルも多いですよね。それらについての用意もあると、急な痒みや乾燥には良いかと思います。

5)目薬

花粉の時期、ものもらいの時、在宅ワーク時などそれぞれに合わせた目薬があると便利です。しかし、ものもらいや感染症などは目の粘膜からも感染します。1回使い切りの目薬を常備したり、使いまわしはしないようにしましょう。

一般的にはこの5種類を常備しておくと良いかと思います。
しかし、家族構成としてお子様がいる場合、使用できる年齢に制限がある薬も多いので必ず確認を行ってから常備・服用するようにしましょう。また、高齢者に対しても同様のことが言えます。

自分の体質や体調に合わせて、常備する方も居ます。特に漢方薬に関しては、継続して服用している方が多いため、まとまった量を常備する方が多いです。

例としては、

花粉症の方ですと“小青竜湯”、

鼻炎の方では“荊(けい)芥(がい)連翹(れんぎょう)湯(とう)”、

咳や喘息の方は“麻杏甘(まきょうかん)石(せき)湯(とう)”など。

自分やご家族に合わせたお薬を常備することは、いざという時の為に大切なことです。

■常備薬を用意する際の注意点

医薬品にも期限があります。定期的に期限を確認し、期限切れの医薬品は服用しないで下さい。また、使用の期限は正しい保管方法で保管された場合の期限でもあります。気温が高い・直射日光が当たる・湿度が高い・冷凍庫や冷蔵庫で保管していた…などの場合は、正しい保管方法ではありません。期限だけでなく、保管方法についても確認をしておきましょう。

いかがでしたか?
常備薬に関して、あまり考えたことのない方もこの機会に常備薬について考えてみてはいかがでしょうか。“いざという時の為に”が、何事にも大切です。
今後、私たちの生活がどうなっていくのか?と不安ではありますが、準備や備えをしておくことは出来ます。常備薬も備えの1つとして考えていただければと思います。

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