咳(せき)・気管支喘息に漢方薬?!

咳(せき)・気管支喘息に漢方薬?!

咳(せき)・気管支喘息に漢方薬?!

最近は連日、新型コロナウイルスによる肺炎のニュースばかりです。その影響として、休校や在宅勤務、イベントの自粛要請など…連日、驚くようなニュースが多数あります。

主な症状は、発熱・せき・頭痛・倦怠感(体のだるさ)です。これは一般的な風邪の症状に似ていますが、症状が長引く傾向にあると言われています。

症状が現れない方や、軽症の方も居るようですが、高齢者や、糖尿病・慢性肺疾患・免疫不全などの基礎疾患がある方は重症化する傾向があると言われていますので、注意が必要です。

感染は、飛沫感染・接触感染で起こると考えられています。

  • 飛沫感染…感染した人の咳・くしゃみ・唾液・鼻水など飛沫した中に含まれているウイルスを口や鼻から吸い込むことにより感染することです。
  • 接触感染…ウイルスが付着した手指で鼻や口、目に触れることで、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染することです。感染者の咳や唾液などが付着している物や場所を触り、その手で鼻や口、目に触れることで粘膜から感染します。

その他、厚生労働省のホームページには新型コロナウイルスに関して、一般者向けの情報が掲載されています。情報を受け取っておくことは大切です。

一刻も早い終息が望まれます。

新型コロナウイルスの肺炎症状にもある“咳(せき)”とは、そもそもなぜ起こるのかご存じでしょうか?

咳とは<気道の分泌液、あるいはウイルスや花粉などの異物を体外に追い出すために起こる、重要なカラダの防衛反応の一つです。

咳の大きな特徴は、一度続くとなかなか止まらないところです。その咳によって「夜眠れない」「胸が痛くなる」「体力が消耗して疲れる」といった問題起こることもあります。ただ、基本的に咳はカラダから異物を排除するための反応なので、むやみに止めるのはよくないとされています。まずは、その原因を明らかにして、早めに適切な対策をとることが大切となります。

 

咳の原因

感染症 風邪・気管支炎・ウイルス性肺炎・細菌性肺炎など
アレルギー 気管支喘息・咳喘息・花粉症など
タバコ・ホコリ COPD(慢性気管支炎・肺気腫)など
その他 肺がん・喉頭がん・薬の副作用など

このように、咳の原因は様々なため、原因を探るには「どのような咳をしているか」という情報が大切になります。痰を伴う咳や、乾いた咳といった咳の状態だけでなく、どれくらい続いているか、咳が出る時間帯は決まっているかといったことも大切な情報となります。

 

どんな咳か?

◆どんな咳か?

(痰を伴うか、乾いた咳か、湿った咳か)

◆いつから続いているのか?

(1週間位前、3ケ月前など)

◆どんな時に咳が出るのか?

(就寝中、食事中、冷たい空気に触れた時など)

◆胸の痛みや息切れはあるか?

(ゼーゼーする状態や他の症状はあるかなど)

◆痰を伴う場合、痰の色は何色か?

 

こうした咳の情報と合わせて、病院ではX線検査や、肺機能検査といった検査を必要に応じて行い、咳の原因を探っていきます。

原因がわかったら、抗菌薬の服用や喘息にはステロイド薬の吸入というように、原因に応じた治療を進めていきます。

薬の中には咳そのものを止める鎮咳薬(ちんがいやく:咳止め)もありますが、咳には異物を取り除くという重要な役目があるため、咳を止めるのは望ましくないという考えもあります。

 

漢方医学的な考え方

風邪に有効な漢方薬があるように、咳という症状に対して効果を発揮する漢方薬もあります。漢方には「気・血・水(き・けつ・すい)」という3つのバランスが崩れることで、カラダに不調が現れると考えられています。

例えば、風邪の後の長引く咳は、カラダから水分が奪われている「水毒」という状態であると考え、内側から水のバランスを整えて、気道を潤すことで咳を出にくくする処方が使われることがあります。

また、長引く咳によって体力が奪われているようなときは、補中益気湯などの漢方薬を使うこともあります。

 

気管支喘息で長引く咳を改善するとされる漢方薬

 

🍂麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)🍂

体力中等度以上で、せきが出て、よきにのどが渇くものの次の諸症状:

せき、小児ぜんそく、気管支喘息、気管支炎、感冒など

 

🍂小青竜湯(しょうせいりゅうとう)🍂

体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症状:

気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症

喘息とは?

気管支喘息のことで、空気の通り道である気道(気管支)の粘膜が慢性的な炎症を起こしています。その結果、気道がむくんだり、腫れて狭くなっています。何かのきっかけでさらに気道が狭くなると、咳だけでなく喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューといった音がすること)や、発作性の呼吸困難が起こります。

咳や息苦しさなどの喘息発作は、特に深夜から明け方の就寝中に悪化しやすいです。横になっているよりも、座るなど上半身を起こした状態の方が呼吸が楽になり、咳も治まりやすくなります。

気管支喘息はアレルギーの一種で、アレルギー体質の人は喘息の他、花粉症、アレルギー性鼻炎などに変動していくこともあります。

ほこりや花粉、黄砂、温度差、ペットの毛など様々な原因があり、無菌室で生活しない限りアレルギー物質から逃れることは出来ません。

症状の出る方、出ない方がいるように体質の改善をはかることが大切であると考えられます。必要以上に外的要因に神経質になることなく、ご自分のカラダを変えていくことで、過敏体質やつらい咳や発作も落ち着いてくる可能性があります。

漢方薬にも種類があります。悩んだ時は、医師や薬剤師、登録販売者に相談しご自分に合った漢方薬を見つけてみてはいかがでしょうか?

コラムに対するご意見、お待ち致しております。
医薬品に関しては、薬機法等の関係上、コメントを公開させていただくことが難しい場合もございます。
その場合は、個別にメールにてご返信させていただきます。

コメントする